離乳食後期の疑問・お悩みについて管理栄養士が解説
離乳食後期は、赤ちゃんが自分で食べることに興味を持ち始め、食事の時間がより楽しくなる時期です。しかし、同時にママにとっても新しい悩みが生まれてきます。
そこで今回は、離乳食後期での食事に関するママたちの相談をいくつかご紹介します。
離乳食初期、離乳食中期、離乳食完了期もあわせて、ご覧になってください。
離乳食後期 よくある課題
離乳食後期は、赤ちゃんが大人と同じような食事を食べ始める時期ですが、まだまだ上手に食べられないことも多いですよね。特に多いのが、以下の悩みです。
▷ 噛むのが苦手
▷ むせる
▷ 喉に詰まらせないか心配
▷ 食べこぼす
これらの悩みは、赤ちゃんの発達段階によって自然と解決していくことが多いのですが、ママとしては心配ですよね。
そこで、上手に食べられない赤ちゃんをサポートするための方法をご紹介します。
噛む練習をさせる
噛むのは、歯槽咀嚼と呼ばれる新しい食べ方です。まだ習得段階なので、上手にできないのは当然です。
カミカミ系とペースト系の食事を組み合わせる
▷▷柔らかいものだけでなく、少し硬めのものも与えて、噛む練習をさせましょう。
スティック状の食材を与える: バナナや人参などをスティック状に切って与えると、自分で持って食べることができます。
スティックの長さにもポイントがあります。スティックだったらどんなものでもいいというわけでもなく、お子さまの運動発達に合わせた適切な環境を1か月個別離乳食サポートクラスではアドバイスを行っています
むせないようにする
むせるのは、喉の奥にある誤嚥防止反射がまだ未発達だからです。
むせる時、顎が引けてオエっと音を出しながら嗚咽しているか。
もしくは、顎をあげた状態で嗚咽しているのかで関わりかたも異なってきます。
口周りの動き方も1か月個別離乳食サポートクラスでは動画を頂き、アセスメントからおススメの改善方法をご提案しています。
喉に詰まらないか心配で進められない?
▷個別アドバイスで解決!
離乳食後期になると、食材の形や大きさも大きくなり、赤ちゃんが自分で食べる楽しみが増えてきますよね。しかし、同時に「喉に詰まらないか心配で、つい慎重になりすぎてしまう…」という悩みも増えてきます。
大丈夫です! 多くのママが同じ悩みを抱えています。
無理にドロドロの食事を続けると、かえって逆効果になることも
喉に詰まらないようにと、いつまでもドロドロの食事を続けてしまうと、以下の問題が起こる可能性があります。
吸い食べ・突っ込み食べに繋がる: 固形物を噛む練習不足により、上手に食べられず、吸ったり突っ込んだりして食べるようになってしまいます。
顎の発達に影響が出る?噛むという動作は、顎の発達に重要な役割を果たしています。
食べる楽しみが減ってしまう?自分で噛んで食べるという達成感や、食事の楽しさを味わう機会が減ってしまいます。
個別アプローチで、安心・安全な離乳食を
個別離乳食サポートクラスでは、あなたのお子さんに合わせた個別アドバイスを行います。
● お口の動きや食事中の目線などを観察し、食べる機能を総合的に評価
● その評価に基づいて、適切な食形態や食事の進め方を提案
● 喉に詰まらせるリスクを軽減しながら、上手に食べられるようにサポート
個別相談だから、どんな些細なことでも気軽にご相談ください。
(2024年7月2日)